予約電話のコツ
遊漁船の船長はクセ強い人が多いような話をよく聞くので敷居がとっても高くなりがちです。
ここでは
『予約の際にどんな事を聞きたら良いのか!?』
『何を準備したら良いのかさっぱりわからない』
というような初心者のために、簡単に電話できるコツをまとめてみましたのでご紹介致します。
予約の前に
釣り具屋さんや友人、ネットを駆使して釣りに行く地域で釣りたい魚と遊漁船を管理している船宿の情報を入手しましょう。
ネットの場合は船宿のホームページをひとつずつピックアップしても良いですが、全国の遊漁船情報が集まる遊漁船サーチ(https://yugyosen.com) を利用するとまとめて効率よく情報が入手できます。
予約方法
どの方法を用いて予約をしたとしても必ずおこなわないといけないことがあります。
それは釣行日の前日に予定通り出航するのかを確認することです。
海は毎日刻々と状況が変化します。突然時化で船を出すことが出来ないこともありますので、必ず前日の確認は必要です。
この確認は、ほとんどの船宿が電話での確認となります。
メールフォームやFAXだけでの一方的な予約をして、いざ当日現場に行くと船が欠航していたなんて笑い話はよくあります。
電話での予約が確実で安心なのでおすすめですよ。
予約の際に聞く事
初心者は予約の電話をするのに、必ずといっていいほど緊張するでしょう。
なぜ緊張するのでしょうか?
それは「遊漁船の段取り」「何を伝えれば良いのかわからない」「何を聞かれるかわからない」この3点がわからないのが原因だと思います。
しかしながらそれを全て事前に用意すれば不安になることはありません。
全部で22項目を一覧にしてまとめましたので確認しましょう。
船宿のホームページに記載されていることは、改めて聞く必要がありませんので実際の確認事項は上記よりも少なくなります。
慣れると聞く必要のない項目もありますよ。
気軽に手ぶら釣行したい人は8と13の項目は要確認です。
上記の項目の中でも必ず確認しておいた方がよい次の項目を更に掘り下げてご説明します。
釣る魚によって変わる確認事項
ここからは釣り物(狙う魚)が違うと確認すべき点が何点か変わることをご説明致します。
胴突き
よって他のお客と仕掛けを合わせる必要があります。
確認する事
・道糸の号数
・ハリスの号数
・おもりの号数
キャスティング
確認する事
・ボートキャスティング用のショートロッドしか持ち込めないのか?
(ジギング用ショートロット、ショア用ロッド持ち込み可能か?)
・ルアーの種類及び重さ
・おすすめの道糸
・リーダー号数
エギング&テンヤ
確認する事
・エギ、テンヤの号数
・エギを深場に沈める中オモリは必要か?
・流れが速く深場用のエギが必要か?
落とし込み釣り
確認する事
・道糸の号数
・ショックリーダーの号数
・幹糸、枝スの号数
・おもりの号数
泳がせ釣り
前日購入で持参する場合や、当日購入・当日釣り上げてそのまま泳がせ釣りに移行する場合もあります。
あらかじめ確認することは次の内容です。
確認する事
・当日餌を釣ってから泳がせにするのか?
(この場合は活餌釣り用のサビキやカゴが必要になります)
・活餌は購入可能か?
・道糸の号数
・ハリス号数
・針の号数及び仕掛けの種類
・おもりの号数
天びん
カゴ釣りが中心となるので確認事項は次の通りです。
確認する事
・カゴの種類、大きさ
・道糸の号数
・ハリス号数
・針の号数
・おもりの号数
・エサ(オキアミのサイズ)
・当日エサが購入可能か?
五目釣り
大型の回遊魚なども混じりますので次の点を確認しましょう。
確認する事
・カゴの種類、大きさ
・道糸の号数
・ハリス号数
・針の号数
・おもりの号数
イカダ・カセ釣り
他の遊漁船釣りと比べ、イカダ・カセ釣りではあまり制約がありませんので比較的自由な釣りを楽しむことができます。
ここでは以下の点を確認しましょう。
確認する事
・釣れている魚、大きさ(対象魚により仕掛けが変わります)
・アタリ餌(釣れている餌)
船サビキ
大漁を期待できる釣りでの確認事項はこちらです。
確認する事
・サビキのハリス号数と針の号数
・サビキの種類と色(皮・スキンなど)
・カゴの号数
・おもりの号数
マダイ釣り
この際の確認事項としては以下です。
確認する事
・道糸のPEラインは何号か?
コマセマダイ釣り
確認する事
・ハリスの号数
・オモリの号数
・エサの種類
テンヤ・タイラバ釣り
確認する事
・タイラバ、テンヤの重さの号数
・道糸のPEラインは何号か?
・ショックリーダーの号数
ジギング
この際の確認事項としては以下です。
確認する事
・道糸のPEラインの号数
・ショックリーダーの号数
・メタルジグの重さ
・何色が良いか?
イカ釣り
この際の確認事項としては以下です。
確認する事
・道糸のPEラインは何号か?
落とし込む水深も確認して巻mが問題ないかも確認します。
・プラ角、スッテのエダス仕掛け針は何本までよいか?
・プラ角、スッテの号数
・エダスにツノを接続するブランコ仕掛け、幹糸に直接ツノを結ぶ直結仕掛けのどちらでもよいのか?
・オモリの号数
何がレンタルできるのか!?
ライフジャケットが借りられない釣り船はほとんどありませんが、念のため確認することが望ましいです。
タックルのレンタルサービスがない遊漁船もありますので、事前にHPでの確認や電話で確認しましょう。
その際、スピニングリールのセットとベイトリールのセットで自分が使用したいタイプがあるかの確認は忘れずに。
トイレの有無
男性ならその辺で適当にということもできますが、女性や子供連れの場合はそうはいきません。
安心して座ってゆっくりトイレができる環境があるかは要確認です。
餌の使用では!
活きた鯵やエビなどを餌とする場合は、別途活かすための電動エアポンプや専用のバケツなども必要なので持参する必要があるのか確認しましょう。
最終確認の電話を忘れずに
お客様を船で快適に楽しんでもらうことを目的としてますので、海が荒れて危ないと判断したら中止になります。
そして予約できたからといって当日まで油断してはいけません。
遊漁船の大将も人間ですので忘れることもあります。
予約しているのを忘れることはありませんが、レンタルタックルや仕掛けなどをお願いしている場合稀に忘れてしまっていることもあります。
一言確認として声掛けするだけで、お互い気持ち良く当日釣りができます。
船宿へ電話
事前の確認事項をもっての連絡なので不安などはありませんね。
電話を掛ける時にも注意事項があります。
以下の時間は避けましょう。
・朝出船前(~7時30分ぐらいまで)
朝の出航前は準備や手伝いでバタバタしますので、電話に出れないことがあります。
・午前船が帰港する時間帯(~12時前後)
船が帰港すると荷下ろしや船の清掃など後片付けに時間を要します。
席を外していることが多いので避けましょう。
・午後船が出船する時間帯(12時~)
朝の出航時と同様です。
・午後船が帰港する時間帯(1日船の場合15時前後、午後船の場合17時前後)
朝の帰港時と同様です。
・夜20時30分以降から早朝5時頃
船宿は朝が早いので就寝時間も早いので迷惑にならないよう配慮して電話しましょう。
電話を掛けたらまず「船釣り初心者」であることを伝えましょう。
緊張感が電話で伝わっても優しくフォローしてくれると思いますよ。
どんな魚を釣ろうかと考えているだけで楽しくなる遊漁船での釣りを楽しんでください!